迷惑をかける | こーちゃん

迷惑をかける

タイ東北部の農民は貧しい。
ここは かって森林であった。
大戦後 外貨を稼ぐために伐採され 
また キャッサバ生産の為に森は切り開かれた。
共産ゲリラ対策として 森は焼かれた。

森林は1950年代 62%であったものが1980年代 14%に減った。


森が無くなると地下水位が上がって塩害が起きた。
木による吸水→蒸散→降雨と言う”水の自然循環"が断ち切られることから降雨が減少、

土地が乾燥、砂漠化した。
保水機能が低下するため洪水が起こる。


1985年 タイ政府はユーカリなどの商業植林を推進した。
軍が農民を強制退去させ土地を奪った。
日本国は”東北タイ造林普及計画”と言うODAプロジェクトで応援した。


ユーカリは製紙原料として日本国に輸出される。
ユーカリは一方その毒性から土壌を枯渇させ下草、動物を駆逐し川、池に流れこんで魚を殺す。(京大ユニセフクラブ)
日本人は生きているだけで こんなに迷惑を掛けています。


ケニアのワンガリ=マータイ 副環境大臣(ノーベル平和賞)は 杉、ユーカリの植林を止めさせました。